ポイントをつかめば攻略できる!各科目の勉強方法をおさえておこう。

勉強方法

試験科目ごとの勉強のポイントまとめ

出題範囲が広すぎて、どうやって勉強したらいいか分からない・・・
と、気がとおくなってしまうのも無理はありません。

でも、冷静になって過去問と向き合ってみると、各科目ごとに出題のパターンがあったり、例年似たような問題が多いのに気づくはず。

ここでは、勉強方法、ポイントになりそうなところを科目ごとにまとめてみました。

国語

大きくわけると現代文が2題、古文・漢文がそれぞれ1題ずつ。

現代文は点数を上げにくい分野ですが、苦手な人はまずは長文に慣れることからはじめましょう。効率よく問題を解きたいという人は、文章の前に問題を読んでおく、文章を読むときは大事だと思うところに線を引きながら読む、という方法をぜひ試してみてください。

古文と漢文は最低限の語法や単語の意味を覚えておかなければいけません。しかし実際に問題を解くときは細かいところにこだわりすぎず全体のストーリーをつかむことが大切です。

世界史

世界史はテスト当日に問題を見て、「世界史A」か「世界史B」を選びます。どちらも問題数は同じで共通部分もありますが「世界史A」のほうが古代からの出題が少ない傾向があります。また「世界史A」には選択問題があり、解答する問題を一部選べるので試験のときには注意が必要です。

勉強のコツは、主要な出来事・人物・場所・年代を覚えること!一つ一つの出来事をくわしく学ぶというよりは、ざっくりでもひととおり勉強して歴史の流れをつかみ、それを繰り返すことで記憶を定着させる方法がおすすめです。

日本史

「日本史A」「日本史B」から当日選択になります。出題範囲は「日本史A」のほうが狭く江戸時代幕末以降、「日本史B」は原始時代以降となっています。

写真や地図、図版が多く使われるので、文字だけを追って勉強するのではなく資料集などを上手に活用しましょう。まずは世界史同様歴史の流れをつかむことが大切ですが、大きな流れをつかめたら、条約の内容や出来事の背景などさらに詳しい情報を関連付けて覚えましょう。

地理

当日問題を見て、「地理A」「地理B」から選ぶことができます。

地理では地図や写真、統計資料が多く、暗記した知識をそのまま解答する問題はほとんど出ません。まずは地図や統計資料を読み取れるよう、過去問などを使って練習しましょう。地図・統計が読めるとそれだけで正解できる問題もたくさんあります。さらに読みとった情報と持っている知識を組み合わせて理由づけて考えることができれば完璧です。

現代社会

現代社会では普段ニュースで耳にするような話題が取り上げられます。問題の特徴は、文章が長いことと、資料を使った問題がたくさん出題されることです。

時間が足りなくなってしまう人は、先に問題文を読んで聞かれるポイントをつかんでから文章を読む方法が効果的です。語句の意味を知っていなければ解けない問題もありますが、長文や資料中にヒントが隠れていることが多いので、わからなくてもあきらめずに問題を読み返してみましょう。それでもわからないときは消去法で選択肢を減らすことで正答率を上げることができます。

倫理

倫理とは、さまざまな思想、宗教について学ぶ科目。倫理ってなに?という人はまずは一度過去問に目を通してどういう問題が出るのかを見てみましょう。

長文問題や資料をもとに答える問題が出題され、時間がかかるため時間配分には注意しなければいけません。参考書を使って有名な思想家とその思想の概要、語句の意味を覚えておくと試験対策になります。

倫理・政治経済を選択すると現代社会を選択する場合より1科目増えてしまうので、科目を減らすために現代社会を選択するのも一つの手です。

政治・経済

政治・経済は勉強する範囲が広く、政治や経済に関する基本的な概念や語句を理解しておく必要があります。過去問を見てみると問題文が長く難しそうに見えますが、他の科目同様与えられた資料を読み取ることで答えられる問題も多いのでそこまで構える必要はありません。

また、時事問題が出されるのも政治・経済の特徴です。日頃からニュースや新聞をチェックして世の中の出来事に目を向けておくとよいでしょう。

数学

合格率が低い傾向がある数学。苦手意識を持っている人も多いと思いますが、高卒認定で出されるのは基礎的な問題です。小学校や中学校の範囲からひとつずつ復習していけば合格点が取れるようになるはずです。

公式を覚え、基本的問題を繰り返し解いて公式を定着させつつ、計算力を上げましょう。数学もマークシート方式ですが、選択肢から選ぶのではなく答えの数字を直接マークするため、あてずっぽうでは正解できません。しっかり勉強して試験に備えましょう。

科学と人間生活

科学と人間生活は平成26年度から新たに始まる科目のため、今のところ出題傾向は不明です。過去問もないため対策がしづらいですが、科学と人間生活の教科書や参考書を一通り勉強することで基本的な問題への対策は可能です。

他の科目の応用問題が少ないという傾向から考えると、基本的な問題をおさえるだけでもかなり試験対策になると考えられます。

物理基礎

物理基礎で学ぶのは、電気やエネルギー、運動などの分野です。出題されるのは基礎的な問題ですが、物理の考え方から身につけなくてはいけないため、物理が得意な人、将来の学習で物理の知識を使う予定がある人以外は避けるのが無難です。

教科書や参考書で原理や法則をしっかり理解し、公式を覚え、それを使いこなせるようになるまで問題演習を繰り返しましょう。

化学基礎

化学基礎では物質の構成や変化について出題されます。それに関連した図やグラフも多く出されるため、情報を正確に読み取る力が必要になります。

化学基礎に限らず、理科の点数はただ教科書を暗記するだけではなかなか上がりませんが、原理や理由を一度理解してしまえば他の問題にも応用できるため、効率的に点数を上げることができます。ひとつひとつの問題がなぜその答えになるのか理解し説明できるようにするとよいでしょう。

生物基礎

動植物、環境、細胞や遺伝が試験範囲になります。語句など暗記要素も多いですが、遺伝などメカニズムを正確に理解しておかないと解けない問題も多くなっています。

平成26年度から出題範囲の変更はあるものの、生物という分野であることに変わりはないので、定番となっている問題、図、写真は過去問で傾向をつかんでおきましょう。実験や考察の問題は似たような問題をたくさん解くとだんだん慣れ、よく聞かれる質問などもつかめるようになるので、根気よく学習を続けましょう。

地学基礎

地学では宇宙や地球の構造、気象などの問題が出題範囲となります。理科の科目のなかでも比較的暗記要素が多いのが特徴で、理科が苦手な人も点数を取りやすい分野といえるでしょう。

図やグラフは以前出されたものと似たようなものが出題されることも少なくないので、過去問で慣れておくことが重要です。語句は暗記、考える問題は過去問や参考書の問題を解いてパターンを体にしみこませましょう。

英語

英語では、強勢の位置、空欄補充、語順、長文読解などの問題形式がみられます。単語は基礎レベルのものを使い、読む・書く・声に出すなど自分に合った方法で繰り返し学習しましょう。

文法に自信がない人は中学の教科書に一度目を通して復習すると、理解できていないところ、勉強が必要なところがはっきりするので効果的です。長文に関してはたくさん問題を解いて慣れることが大切です。英文はジャンルによって必要な語彙が違うため、過去問や高卒認定対策の参考書を使って必要なものだけをピンポイントで身につけましょう。

まとめ:勉強のコツをつかむのが大事!

高卒認定試験の敵は、難易度ではなく、出題範囲の広さにあります。
受験する科目の過去問を問いていき、出題パターン、傾向をつかめるかが合格の鍵になるはず!

そうはいっても、一人で勉強しててもちっともコツがつかめない、と不安になってしまう方もいるはずですよね。そんなときは、苦手科目だけ試験対策できる講座や、効率よく合格を目指せる高卒認定予備校などの力を借りることもできるので焦らないでくださいね。

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